2015年01月25日

「コンセント」の語源

ところで「コンセント」ってなんで「コンセント」か、皆様ご存知でしょうか。英語らしき響きですが、「concentrate(集中する)」なら聞いたことありますが……どうも和製英語らしき臭いがします。

さて、wikipediaによれば、家庭用電源に対応する英語表現は、

・socket(差し込み口)
・electrical outlet(電気の・出力口)
・receptacle outlet(受け手側の・出力口)
・power point socket(電力・点・差し込み口)

等々だそうです。三番目のなんか、ちょっと自家撞着っぽい気もしますが……そして四番目の「点」とは何なんでしょう。まぁ、ともかく「コンセント」と読める表現は出てきません。

では「コンセント」はどこから出てきたのかと言うと、「concentric plug(同心のプラグ)を略したもの」だそうです。「東京電燈(のち日本発送電設立により解散)に勤めていた小林勲が、同社の電気工事規程である内線規定を起草する際それぞれを「コンセント」と「プラグ」とに分けて称したことから、もっぱら差し込み口を「コンセント」というようになった」とあり、この和製英語を創作した人物の名前も特定されている模様。

「同心のプラグ」というと、当時のプラグは、我々がよく知っている金属板二枚からなるものではなく、円柱状の金属棒が突き出た形のものだったのでしょうか。昔の電気器具に、丸い棒が生えたプラグ、ついていますね。

従って、「コンセント」は壁についている受け手のことで、そこに差したり抜いたりするものは「プラグ」です。「コンセントを差す」「コンセントを抜く」は、正確には誤用である、と。

いや、私は使っちゃいますけどね。「コンセントを差す」って。
posted by FORWARD-ac at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語

2015年01月10日

伸びる生徒の特徴

練馬から教育で世界を変える!
西武池袋線・石神井公園駅の個別指導塾FORWARD塾長、松尾直樹です。

有難い事に、このところ、生徒の中に大きく成長していると感じさせてくれる子が何人もいます。それを見ていて、私の中で以前から思っていた「伸びる生徒の特徴」について、確信が深まっています。
また、それに伴って、自分には何が出来るか、自分は何をしてきたのか、これからどうしていくのか、といった事について、自ずと決意が固まってくるのを感じています。

ズバリ、伸びる子の特徴を述べましょう。私がいま重視しているのは3つの事です。

(1) 静かに落ち着いて取り組む事が当然だと理解している。何が正しい在り方か知っている。
(2) 元気である。笑顔があり、伸びやかである。情緒が安定している。
(3) 学ぶことを善い事だとストレートに認識している。学んでいこうとする意思が明確にある。

なんとなく「知・情・意」に当てはめてみました(笑)
近頃の流行に乗っかって、ここに「(4) 身体が健康である事。適切な睡眠と栄養を取っている事」を追加しても良いのですが(笑)

私はこの石神井で小さな塾を開いて数年間、まだたったの数年間ですが、それでも様々な生徒に出会ってきたと思っています。あの子がこんなに成長したか! と奇跡のように感じる子も何人もいます。そうした子達を振り返ってみて、何が彼らを伸ばしたのだろうと考えると、この三つが身に付いた事が、彼らを伸ばす事に繋がったのだと思うのです。

FORWARDでは自習室の利用を奨励しています。そこに来て、年上の受験生の姿や、成績優秀者の学習姿勢を見て、勉強とはそういう姿勢でやるものなのだと徐々に知る。初めは緊張質でなかなか笑顔を見せなかった子供達が、次第に自然な笑顔を見せるようになる。そして、全ての子供達がそうなるというわけではありませんが、「勉強は面白い」「やはり勉強してこそだ」という価値観を身に付けていく。そこまでいくと、敢えて口うるさい事を言わなくても、一定の勉強をし、初めは学内の成績下位クラスにいた子が上位クラスに上がる。平均を取れなかった子が平均に達するようになる。受験でとてもじゃないが箸にも棒にもかからないと思った子が第一志望に合格する。そういう事が起きるのだと思うのです。

こうした事を実現するために、自分が何をして来たか、今後も心がけるべき事は何かと思うと、特に二つの事が思い当たります。
第一に、なるべく笑顔でいる事。
第二に、学びを楽しみ、それが価値のある事だと示し続ける事です。

笑顔が嫌いな人など、この世にはほとんどいません。(ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』に、笑いを「人を猿のようにしてしまう」と忌み嫌う、ホルヘ老長という人が登場しますが 笑)笑顔の人がいれば、人は安心し、くつろいだ素直な気持ちになれます。その上で、笑顔の人が同時に勉強を重んじてみせる事で、その勉強を重んじる価値観を理屈抜きに魅力的な物として提示する事ができます。加えて、子供の悩みに直面した時に真摯に耳を傾け、落ち着いて的確な意見を述べる事、子供の可能性を(たとえ本人が自分自身の可能性を信じていなくても)信じ抜く事で、変わる子は徐々に、しかし大きく変わる。

私はもともとあまり笑わない人間でした。それが塾を始めて間もない頃に生徒の一人に「いつも笑っている」と言われて、驚いた事がありました。それが、今や恐らく自分の強みになっている。不思議な事です。そして勉強はもとから好きなつもりでいましたし、それは当初から積極的に発信するようにしていたつもりでしたが、なかなか伝わるものではないと悩んでいました。それが、やはり長く続ければ少しずつ浸透するものなのだ、と思ったのが昨年の出来事でした。

実際のところは、私の努力もまだまだ不徹底です。これからもっと、熱心に取り組んでいこうと思っているところです。できれば、そろそろ「大人がつきっきりにならなくても、難なら塾で指導を受けなくても、伸びていく子」を育てられる方法を探求したいものです。
posted by FORWARD-ac at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供について

あけまして、おめでとうございます

あけまして、おめでとうございます。
松の内は、既に過ぎてしまいましたが……今年最初のエントリーです。

去年は実に様々なことがありました。
が、そうしている中にも、大きく伸びている子が何人もいる事には心強く思っています。
そうした風景を見ている中で、以前から薄々感じていた「伸びる生徒の特徴」を、このところ改めてはっきり感じるようになっています。「この子は、これから伸びる」「この子は、伸びる準備が整って来ているが、本当に伸びるにはもう一歩」といった判断が、はっきりできるようになってきました。

しばらくの間、この事について書いてみたいと思います。
posted by FORWARD-ac at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ごあいさつ・漫談

2014年12月28日

恐竜絶滅の隕石 もう一個あった!?

教育で練馬から世界を変える!
石神井公園の個別指導塾FORWARD塾長、松尾です。

なんだかエイプリルフールのネタ記事のようなタイトルを付けてしまいました(苦笑)が、ネタでも何でもなく、恐竜を絶滅に追いやった隕石はひとつではないという説が浮上しているのだそうです。数十万年以内に二つの隕石が相次いで(だいぶ間があいている気もしますが、恐竜が繁栄した中生代が2億年続いたのと比べれば、相次いだ、と言っても良い?)地球に衝突し、大絶滅を引き起こしたらしいです。

地質年代を分ける明瞭な線として、古生代と中生代を分けるP-T境界と、中生代と新生代を分けるK-T境界(恐竜が絶滅した際のもの)が有名です。僕の記憶では、僕が小学生だったころ、今から20年かもう少し前くらいに、恐竜絶滅の原因は隕石だという話が一般レベルにも定着したように思います。隕石落下は以前から恐竜絶滅の原因のひとつとして可能性が取りざたされていましたが、中米ユカタン半島に隕石の落下跡が確認され、定説となりました。(あまり関係ないですが、ユカタン半島の隕石跡は地図を見てもまったく何処だか分からないんですよね。現地で「セノーテ」と呼ばれる鍾乳洞の陥没穴の分布が、クレーターの外周を示している、らしいですが)

さて、最近になって、ユカタン半島に落ちた隕石の30万年ほどあと、もうひとつインド洋に巨大隕石が落ちている事が発見されたそうです。インド沖にあり、巨大な破壊をもたらしたというので、ヒンドゥー神話の破壊神「シヴァ」の名を取り「シバ・クレーター」と名付けられたとか。浅い角度で隕石がぶつかった事、その後の地殻変動の影響を受けた事で、クレーターらしい円形にはなっておらず、海底という事もあり今まで気づかれなかったのでしょう。しかし、クレーターの大きさは極めて大きいようです。wikipediaには「地球上最大の隕石クレーター、フレデフォート・ドームを上回る」とあるので、「シバクレーターは地球上最大のクレーターである」と言って良いんじゃないかと思うのですが……今のところは、調査中のためか、上記の持って回った表現になっております。

ちなみに、現生人類の歴史は高々10万年か、長めにとっても50万年さかのぼるのは難しいのが現在の一般的な見解のようです。今日のような消費生活が生まれたのは、たったの200年ほど前。地球のスケールは大きい
posted by FORWARD-ac at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理・地学

2014年12月24日

火山噴火の影響はどれくらい大きくなる?

練馬から教育で世界を変える!
西武池袋線・石神井公園駅の個別指導塾FORWARD塾長、松尾直樹です。

地球滅亡みたいな話ばかりしていると、子供達から「中二病」と揶揄されるのですが……いえいえ、これは地学の話です!!

隕石は大きいものが落ちたら、地球には破滅的な影響が出るとイメージできます。しかし、火山はどうでしょう? 火山活動でどれだけ被害が出るのだろうか。正直なところ、私は最近まで、火山でそんなに広範な災害が発生するとは考えていませんでした。しかし、それは間違っていたようです。

身近なところで日本国内を見ると、例えばwikipediaの「破局噴火」の記事に「7300年前に鹿児島県南方沖の海底火山(鬼界カルデラ)で起きた巨大噴火が、当時の南九州で栄えていた縄文文化を壊滅させたことは、考古学上よく知られている……火砕流は半径100kmの範囲に広がり、大分県でも50cmもの厚みのある火山灰層が観察される」とあります。wikipediaでその「鬼界カルデラ」の記事を読むと、「西日本、特に九州の先史時代から縄文初期の文明も人もこの噴火で途絶えたと考えられている。縄文初期の遺跡や遺物が東日本・東北に集中している理由と考えられている」とあります。縄文時代の先進的な技術遺構のある遺跡というと、青森県の三内丸山遺跡が著名ですが、鬼界カルデラの噴火が無ければ日本中に同様の優れた文明が築かれていたのかもしれません。

さて、鬼界カルデラの噴火よりゼロひとつ多い7万年前に、東南アジアのトバ火山と呼ばれる火山が噴火したそうです。この時はそのまま地球がヴュルム氷期に突入。当時地球上に生きていた人類は現生人類とネアンデルタール人を除いてほぼ絶滅。現生人類も地球総人口1万人程度まで激減したそうです。

さらに、恐らく地球史上最も生命を脅かした火山活動は、巨大大陸パンゲアを分断した溶岩噴出だそうです。その影響による長期間の太陽光遮蔽、寒冷化、酸性酸化物の流入による海洋の深刻な酸性化と酸素欠乏により、地球上の生命の90%以上が絶滅し、あまりに生命が失われ環境は破壊されたために、長期にわたり生物種の回復が遅れたそうです。この事件を境に古生代と中生代を分け、古生代の最後、ペルム紀と中生代の始まりである三畳紀の頭文字をとって、この一連の大量絶滅事件を「P-T境界事変」と呼ぶそうです。


地震も恐ろしい災害ですが、火山活動も破滅的な影響を及ぼす。こうして見てみると、我々が経済活動を行っているこの土地は、実に薄氷を踏むようなものであると思い知らされます。明日起きるというのではないけれど、いつかは必ず、大地は再び火を噴くのでしょう。人類は驚くほどの科学文明を発展させましたが、未だ以って、こうした大規模な現象に対して、私たちは呆れるほど無力であり続けています。
posted by FORWARD-ac at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理・地学

2014年12月19日

平らなフランス・山国日本

教育で練馬から世界を変える!
石神井公園の個別指導塾FORWARD塾長、松尾です。

本日は単発の話題です。突然ですがフランスの地理について。

改めてフランスの地図を見ると、ひどく違和感を感じます。ペッタンコなのです。山が無い。
東の国境線にヴォージュ山脈というのがあるが、たいして急峻ではない。
ヴォージュ山脈の南にジュラ山脈がある。地質年代区分で言うところの「ジュラ紀」の「ジュラ」です。ジュラ山脈はちょっと急峻。
それから更に南にアルプス山脈。これは誰でも知っている急峻な山脈。ここにフランス最高峰モンブランがある。
あとスペインとの国境にピレネー山脈。けっこう急峻。

というわけで、国境に山脈が四筋ある。あとは南東の方はちょっと高くなっている。以上です。

これと比べると日本は実に山国だなと実感させられます。日本の中学受験生が、いったいどれだけ沢山の山地山脈を覚える事か……びっくりするほどペッタンコな、フランスです。
posted by FORWARD-ac at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理・地学

更新が滞っております……

教育で練馬から世界を変える!
石神井公園の個別指導塾FORWARD塾長、松尾直樹です。

また間をあけてしまいました……
どうも生徒の事が気になっていると、記事など書いている場合ではないという気になってしまいます。
が、勉強は(それこそ菅原道真を巡る歴史の話から、クダラナーイ雑学まで)様々にしているので、ネタはたっぷりあります。ぼちぼち、書いて行くようにしようと思います。
posted by FORWARD-ac at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ごあいさつ・漫談

2014年07月08日

反抗期が無くても驚く事ぁありません

先日雑談で「反抗期が無いのは変じゃないか」という意見を聞かされたんですが、私の返答は「んなことぁ、ないです」であります。反抗期は絶対無きゃいけないものでも、無かったら異常なものでもない

子供の心の成長を論じる発達心理学の話なんかでは「反抗期は子供が必ず通る道であり、健全な精神発育過程である、自然な事である」とよく書いてある気がするんですが、そもそも10歳前後で丁稚奉公に出された江戸時代の子供達なんぞに、反抗期だと言って奇をてらった格好をしたり周囲の権威に逆らったりする余裕もあろうはずが無いわけです。「人間なら必ず反抗期を通る」とは限らない。

少し理屈をこねると、反抗期とは自我の確立期であり、社会に出て行く準備期間ともなっています。そこには「両親の庇護から離れる準備として、両親の指示や判断を拒否し、自分独自の判断力を行使する」「社会に参加するにあたり、自分がどのような大人になるのかを模索する」「とりあえず、同年代の周囲の仲間から認められようとする」といった側面がありますが、そもそも同年代の子供ばかりが集まるようになったのが、恐らく義務教育の普及以降ですから、それ以前は「同年代の周囲の仲間から認められ」ようにも、周囲の仲間の構成が違ってしまうし、身分制社会で自分が何になるかを選ぶ余地が少ないような時代には、「自分がどのような大人になるのか」は模索する必要のない課題だったでしょう。反抗する前提が、恐らく近代になって成立したものであるというわけです。

私の感想としては、むしろ反抗期なんてものが出現した近代社会が異常なのであって、反抗期がない事は、別にちっとも異常じゃない、と思います。


ところでwikipediaには「反抗期」という記事がないんですね。「思春期」はあるけれど、もっぱら医学的・生理的な変化の事ばかり書いてあって……
タグ:反抗期 近代
posted by FORWARD-ac at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供について

2014年07月05日

「逆像法」覚え書き

今日の新規習得事項。数学を特に勉強している方でないと厳しいかも知れません。

「逆像法」

■とりあえず、それは何なのか
係数に変数を含む y=f(x) のグラフの領域を求める際、そのままの形の式を睨んで変数を動かした時のグラフを直に描いていく攻め方を「順像法」と言い、変数を動かすのではなく、(変数)=g(x,y)の形に変形してから、変数が実数として存在しうる(x,y)の範囲を求めるという発想で解く攻め方を「逆像法」という。

■例えばこんな問題で……
たとえば、以下の関数のグラフにおいてaを任意の実数とするとき、グラフが通過し得る領域を求める。

y = 2(a+1)x - a^2 + 1(ただし「a^2」は「aの二乗」の意)

順像法だと、とりあえず「a」にいろんな値を入れてみる。そもそもこの関数は直線のグラフを表すものだけれど、aにものすごく大きな数を入れると、直線の傾きがものすごく大きくなって、ほぼ垂直な、ほとんどy軸に平行な線になる。そのとき、y切片もかなりスゴい値になって、「a^2」に負号がついているから、ものすごく下の方を通る。ちょっとイメージしにくいですね。
「a」に0を代入する。傾きは2で、y切片は1になる。
「a」に-1を代入する。傾きが0で、つまり水平、x軸と平行になる。y切片は0になる。
「a」に-2を代入する。傾きは-2で、y切片は-3になる。

この三本の直線を引いてみると、x=-1を対称の軸として、左右対称な状況が見えてくる。
うーん。たぶん、放物線でしょうね。点(0,1)、(-1,0)、(-2,1)を通る放物線を思い描くと、うまくいきそうです。その放物線の外側が、たぶんグラフが通過する領域です。
ただ、答えはだいぶ見えて来ているものの、ちょっと手間がかかっているし、まともな証明になっていません。まだ続く。

逆像法だと、まずは与式を「a=」の形に直すところからです。

y = 2(a+1)x - a^2 + 1
y = 2ax + 2x - a^2 + 1(カッコを外して展開)
y - 2x - 1 = 2ax - a^2(aを含まない項は左辺へ)
y - x^2 - 2x - 1 = -x^2 + 2ax - a^2(ちょっとトリッキーですが、両辺にマイナスのx二乗を追加)
y - (x+1)^2 = -(x-a)^2(両辺ともxについて平方完成できます)
(x+1)^2 - y = (x-a)^2(両辺とも-1倍した)
±√{(x+1)^2 - y} = x-a(表記が分かりにくくて恐縮。左辺は中カッコ全体にルートがかかっています)
a = x ± √{(x+1)^2 - y}

さて、(x+1)^2 - y がルートの中に入っています。この部分が負の値になると、ルート部分が虚数になってしまうのでaが実数でなくなる。それは困るので、y ≦ (x+1)^2 という範囲が得られる。とまぁ、こんな具合です。


■逆像法の「像」とは……
順と逆という文字の意味は一見して明らかですが、「像」という文字が入っているのが、イマイチ謎です。この「像」Wikipediaを調べると、集合論の言葉だそうで。「写像」とかと同じ「像」であり、つまり「逆像法」の背景には、aと(x,y)の関係を集合から集合への写像と捉える発想がある、と。そんなところでしょうか。
posted by FORWARD-ac at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 数学

2014年06月22日

インターネット時代になって変わった事

実は最近、ブログを他のサービスに移管する事を検討して他のブログを少しいじっていました。そこで感じたのですが、ブログサービスによって、意外と編集画面の勝手が違うのです。ユーザ数の多い某大手A社のブログサービスはやたら広告が表示されて嫌だなと思う反面、文字の色を変えるためのパレットがデフォルトで表示されていて、ご覧の通り、思わず色文字に手を出してしまいました(苦笑)
とはいえ、実は今まで使ってこなかった(ついでに言えば、そうした機能があまり目立たない編集画面レイアウトだった)だけで、このブログサービスでも文字の色変更は可能です。色だけでなく文字サイズを大きくしたり小さくしたり、太文字にしたり下線をつけたり訂正を入れたりといった変更は、実はとても簡単に出来ます。編集画面では、こうした変更がHTML(ホームページを作る際に用いるプログラム言語……みたいなものです)の書式で表現されるので、ああちょっと失敗したぞと思っても、HTMLを理解していれば、ちょいちょいと手書きで直せます。


1990年代にインターネットが普及し、様々な事が変わったわけですが、あまり指摘されていないように思うのが、この文字の色の変更です。インターネットが普及する以前、文字情報の発信は、主に紙媒体で行われており、カラー印刷は費用がかかりますから、紙媒体の情報発信では自然と文字は黒一色になるのに対し、インターネット上でホームページやブログを用いた情報発信を行うようになると、文字の色を変更するのに金銭的なコストはほとんどかかりません。いちいち文字の色を変えるのは多少の手間がかかりますが、その手間も、A社の記事編集画面のように、ボタンひとつで色を変える仕組みが組み込まれる事で、誰でも簡単にいろいろな色で文字を綴れるようになる。インターネットでの情報発信は文字の色が変えやすいのです。

そんな事は大した事じゃないだろうと思う方もいらっしゃるかも知れません。そんなものは、小学生の女の子がペンケースにやたらいろんな色のペンを入れているのと同じだ、文字の色を変えるなんて要らない機能だ、と。しかし、既にこのブログ記事をご覧いただければ、お分かりになるでしょう。文字の色を変えられると文章の要点が示しやすいのです。ただ文章の要点を示すだけでなく、例えばこの文章では文字の色を変えるなんて意味が無いと考える立場と、文字の色を変えられる事には重要な意味があると考える、筆者(=私)の立場を、色によって分ける事も出来る。筆者の主張、問題提起、反論の想定、といった文の要素を色で示せば、色によって文の構造を明瞭に示す事が出来るのです。文の書き手と読み手の双方に文章能力があれば、これらは不要なのですが、文章能力というのは、実は高度な技能であり、誰もが持っているものではありません。そこで、文字に色を付ける。すると、不完全な文しか書けなくても、ある程度は意図を伝えられるようになるし、読解が苦手でも色のついた部分だけ飛ばし読みして、辛うじて発信者の意図を掴めるようになるかもしれない。私の考えでは、色文字を使う事で、より多くの人が容易に文章を扱えるようになるのです。

それだけではありません。恐らく、色文字を使う事は文章の書き方さえ変える可能性があるのです。いま正に私がそうなのですが、文章中の所々を赤で強調しながら文を書いていると、自然と「どこを赤で強調しようか」と考えるようになり、意図的に文章中にまとめの一文を挿入するようになるのです。それも、出来れば赤い部分だけ読んでも意味が分かるように、赤で強調した部分は主語述語を完備した独立して読める文になるように気を使うようになると、私はいま文章を書いていて、自然な感覚として感じています。

実は私も文字に色を付けるなんて邪道だと思っていた人間なのですが、文字に色を付けるの、ちょっと癖になりそうです(笑)
posted by FORWARD-ac at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき