2015年01月10日

伸びる生徒の特徴

練馬から教育で世界を変える!
西武池袋線・石神井公園駅の個別指導塾FORWARD塾長、松尾直樹です。

有難い事に、このところ、生徒の中に大きく成長していると感じさせてくれる子が何人もいます。それを見ていて、私の中で以前から思っていた「伸びる生徒の特徴」について、確信が深まっています。
また、それに伴って、自分には何が出来るか、自分は何をしてきたのか、これからどうしていくのか、といった事について、自ずと決意が固まってくるのを感じています。

ズバリ、伸びる子の特徴を述べましょう。私がいま重視しているのは3つの事です。

(1) 静かに落ち着いて取り組む事が当然だと理解している。何が正しい在り方か知っている。
(2) 元気である。笑顔があり、伸びやかである。情緒が安定している。
(3) 学ぶことを善い事だとストレートに認識している。学んでいこうとする意思が明確にある。

なんとなく「知・情・意」に当てはめてみました(笑)
近頃の流行に乗っかって、ここに「(4) 身体が健康である事。適切な睡眠と栄養を取っている事」を追加しても良いのですが(笑)

私はこの石神井で小さな塾を開いて数年間、まだたったの数年間ですが、それでも様々な生徒に出会ってきたと思っています。あの子がこんなに成長したか! と奇跡のように感じる子も何人もいます。そうした子達を振り返ってみて、何が彼らを伸ばしたのだろうと考えると、この三つが身に付いた事が、彼らを伸ばす事に繋がったのだと思うのです。

FORWARDでは自習室の利用を奨励しています。そこに来て、年上の受験生の姿や、成績優秀者の学習姿勢を見て、勉強とはそういう姿勢でやるものなのだと徐々に知る。初めは緊張質でなかなか笑顔を見せなかった子供達が、次第に自然な笑顔を見せるようになる。そして、全ての子供達がそうなるというわけではありませんが、「勉強は面白い」「やはり勉強してこそだ」という価値観を身に付けていく。そこまでいくと、敢えて口うるさい事を言わなくても、一定の勉強をし、初めは学内の成績下位クラスにいた子が上位クラスに上がる。平均を取れなかった子が平均に達するようになる。受験でとてもじゃないが箸にも棒にもかからないと思った子が第一志望に合格する。そういう事が起きるのだと思うのです。

こうした事を実現するために、自分が何をして来たか、今後も心がけるべき事は何かと思うと、特に二つの事が思い当たります。
第一に、なるべく笑顔でいる事。
第二に、学びを楽しみ、それが価値のある事だと示し続ける事です。

笑顔が嫌いな人など、この世にはほとんどいません。(ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』に、笑いを「人を猿のようにしてしまう」と忌み嫌う、ホルヘ老長という人が登場しますが 笑)笑顔の人がいれば、人は安心し、くつろいだ素直な気持ちになれます。その上で、笑顔の人が同時に勉強を重んじてみせる事で、その勉強を重んじる価値観を理屈抜きに魅力的な物として提示する事ができます。加えて、子供の悩みに直面した時に真摯に耳を傾け、落ち着いて的確な意見を述べる事、子供の可能性を(たとえ本人が自分自身の可能性を信じていなくても)信じ抜く事で、変わる子は徐々に、しかし大きく変わる。

私はもともとあまり笑わない人間でした。それが塾を始めて間もない頃に生徒の一人に「いつも笑っている」と言われて、驚いた事がありました。それが、今や恐らく自分の強みになっている。不思議な事です。そして勉強はもとから好きなつもりでいましたし、それは当初から積極的に発信するようにしていたつもりでしたが、なかなか伝わるものではないと悩んでいました。それが、やはり長く続ければ少しずつ浸透するものなのだ、と思ったのが昨年の出来事でした。

実際のところは、私の努力もまだまだ不徹底です。これからもっと、熱心に取り組んでいこうと思っているところです。できれば、そろそろ「大人がつきっきりにならなくても、難なら塾で指導を受けなくても、伸びていく子」を育てられる方法を探求したいものです。
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2014年07月08日

反抗期が無くても驚く事ぁありません

先日雑談で「反抗期が無いのは変じゃないか」という意見を聞かされたんですが、私の返答は「んなことぁ、ないです」であります。反抗期は絶対無きゃいけないものでも、無かったら異常なものでもない

子供の心の成長を論じる発達心理学の話なんかでは「反抗期は子供が必ず通る道であり、健全な精神発育過程である、自然な事である」とよく書いてある気がするんですが、そもそも10歳前後で丁稚奉公に出された江戸時代の子供達なんぞに、反抗期だと言って奇をてらった格好をしたり周囲の権威に逆らったりする余裕もあろうはずが無いわけです。「人間なら必ず反抗期を通る」とは限らない。

少し理屈をこねると、反抗期とは自我の確立期であり、社会に出て行く準備期間ともなっています。そこには「両親の庇護から離れる準備として、両親の指示や判断を拒否し、自分独自の判断力を行使する」「社会に参加するにあたり、自分がどのような大人になるのかを模索する」「とりあえず、同年代の周囲の仲間から認められようとする」といった側面がありますが、そもそも同年代の子供ばかりが集まるようになったのが、恐らく義務教育の普及以降ですから、それ以前は「同年代の周囲の仲間から認められ」ようにも、周囲の仲間の構成が違ってしまうし、身分制社会で自分が何になるかを選ぶ余地が少ないような時代には、「自分がどのような大人になるのか」は模索する必要のない課題だったでしょう。反抗する前提が、恐らく近代になって成立したものであるというわけです。

私の感想としては、むしろ反抗期なんてものが出現した近代社会が異常なのであって、反抗期がない事は、別にちっとも異常じゃない、と思います。


ところでwikipediaには「反抗期」という記事がないんですね。「思春期」はあるけれど、もっぱら医学的・生理的な変化の事ばかり書いてあって……
タグ:反抗期 近代
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2010年09月16日

教育は「横割り」なんです

横の連携がなっていない組織の事を、よく「縦割り」と言いますが、教育は「横割り」なんですよね…
小学校と、中学と、高校と、大学が、多くの場合、完全に別組織です。
そうすると、個々の生徒の成長の軌跡も見えにくいし、子供というものは各年齢段階で、何を要求されているのかも見えにくい。

その代わり、学校が変わるごとに新しい環境に出会い、人間関係も更新できるという良さもありますけどね。
ですから、一概に横割りだから悪いとは言えないのですが…

こんな事を考えたのは、生徒の日記を見ていての事です。
とても文の上手い小学生の生徒が何人かいるのですが、文体が完璧な小学生の日記文体なのです。パッと見、瑞々しい感性の元気溢れる文章です。とても良い。小学校の先生が見たら、他の生徒にお手本として示したくなるでしょう。
が、中学生が同じ文を書いたら「文体が幼い」と失望されかねない。

そう。小学生と中学生では、作文一つとっても、要求される事柄が違うのです。
小学生を見るとき、我々大人はしばしば、無意識裏に可愛らしい事を望んでいます。

しかし、中学生にはそれを望まない。
そこで急に評価が変わり、しかもその評価基準の変更について、子供達に対して適切な説明をできないでいるように思うのです。

なお、「小学生の日記文体」というのは、冷静に見てみると他のいかなる文章にも見られない、独特の代物です。
おそらく幼稚園から小学校にかけて国語教科書などで示されるお手本の中から生まれるもので
どちらかと言えば、大人が期待し身に付けさせてしまうものです。にもかかわらず、中学生になると、何も説明せずにそれを捨てる事を暗に要求しています。

こういう不条理の積み重ねが、子供達を混乱させ、落ちこぼれを生み出す一因となっている気がするのですが…
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2010年08月16日

小5と中3で、子供は変身する

個人的な感覚なのですが……
どの子も、かなりの確率で、小6〜中1と中3〜高1あたりで
大きく変わるように、私は感じています。

まず小6で、アカの他人に対する
言葉をつかった明確な意思表示が飛躍的に増えます。
家庭内では、さほど変わらないんじゃないかと思いますが……
それまでは、主に微笑みながら首を傾げたり、
やはり微笑みながら少しうなずいたり、
(前者が否定、後者が肯定的。どちらも微笑みが伴うのが特徴的)
そういうかたちで意思表示をする事が多いように思うのですが、
小6の途中で、ハッキリした言葉が返って来る機会が急に増えます。
また、発言内容が、自分の言いたい事を言うばかりでなく、
相手の質問を受けて、適切な答えを返すという形の
「会話」と呼べるようなコミュニケーションが増えます。
(それまでは受け答えは動作でする事が多いので、
会話・対話が成り立つ機会が少ないのは当然ですが……)

中3の途中で、さらに発言内容が変わります。
それまでは相手に聞かれた事には答えても、
基本的に、まだ自分の思った事を素直に発言します。
それが中3の途中で、相手の望む答えを先取りしたり、
相手をおもしろがらせる、喜ばせる発言を
自分から考えて発信しようとする機会が増えます。
中3以上の年齢の子と話をすると、
大人と会話しているような面白さが出てきます。

子供によって多少の差はあるのですが……
それでも、学力とは無関係に超天才児から勉強大嫌いっ子まで含め
かなりの率で多くの子がこの原則に則った成長を見せるように思います。

これは何なのでしょう。不思議です。
おそらくは、小6の変化は行動様式の変化として理解できると思います。
それまでは無意識裡に大人の保護を引き出そうとするのが
基本態度なのですが、それが小6くらいで大人と対等に交渉をし出す。
また中3の変化は、他者に対する認知が変わっているのでしょう。
それまで子供にとって、世界の主人公は自分だけだった。
それが、中3くらいになって、実は周りの人間がみな
「自分が主人公」の人間である事に、無意識裡に気付くようになる。
それで、相手を主人公として、自分を相手に対する
盛り立て役の位置に立たせたり、相手の気持ちを先取りした言動が増える。

こういう事を意識しつつ子供の言動を見ていると、
学習姿勢や学力の変化に結びつくような、
ふとした変化にも気付けたりするものです。
また、日記を書かせたりすると、この成長が少し促進されるような。
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2010年07月26日

子供に子供だましは通じません

これは教材に限らず、どんなものにも言える事なのですが、子供に何か買い与えようと思うなら、それを購入される方ご自身が、内容に目を通して下さい。そしてご自身の目で善し悪しを判断する姿勢を忘れないで下さい。そして、教材でも何でも、「本当に良いもの」を与えるように努力して下さい。

大人の目から見て「バカバカしいな」と思うものは、子供に与えても、やはりバカバカしいです。子供自身が面白がってそれをせがむならまだしも、子供はほしがらず、大人の目にもバカバカしいものをでも素晴らしい教材だと聞いたから……最新の教育理論に則っているそうだから……などと、手を出すのは正しくないと、私は考えます。

こと教材に関しては、よく出来たものは大人が見ても面白いものです。
子供に教材を与えるなら、大人も一緒に楽しめると良いかなと思います。
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2010年05月14日

子供向けの本

FORWARD塾長、松尾直樹です。
ふと思った事を、つらつらと。

子供に読ませる本ですが、
大人も楽しめるものであるべき、と思っています。
大人が見て全く面白くない、「子供だましだなぁ」と思うような本は
「子供向け」ではなく、「子供だまし」なんだと思うんですね。
「君はこの程度の情報に触れていれば良いんだよ」という、
偽りのメッセージになってしまう。

たとえば、優れた絵本は大人が見ても味わい深いものです。
絵も文も一流の人が書けば、たとえ平仮名ばかりで書かれていても、
言葉のリズムが心地よく、色彩も印象深く、大人の鑑賞にたえるものになる。

これに限らず、「子供だから、これでいいだろう」という発想は
止した方が良いと思うのです。
子供にも、大人の目で見て「まがい物ではない」と思うものを。
タグ:絵本 発想
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2010年03月11日

やたら賢い2歳児がいた、という話

勤務に訪れた学生教師が、えらく賢い2歳児に会った、と言います。
ベビーカーに乗せられて、電車の中で会った、
完全にアカの他人らしいのですが、
その教師の方を向いてしきりと言葉を発するので、
お話したそうで。

その子が、もちろんまだ2歳なので、
まともな会話はできないのですが、まずとにかく喋るそうです。
周りの物にやたら興味を持って、指差しながら言葉を喋る。
そこで親御さんが「これのこと?」と、
指差しているらしい物をその子に確認すると、
「ちがう」「そう」とハッキリ意思表示をする。
それで、逆に親御さんが何か指し示して「これなあに?」と訊くと
たとえば非常ボタンについている「ここを押せ」の指マークなら
「押す。」とスパッと答えるそうで。
受け答えが早い事や、意思表示がハッキリしている事というのは、
賢さの重要な構成要素ですよね。

また、知識が多いそうで。
「SOS」の文字を指し示して「これは?」と訊くと
「えす。おー。えす。」と答えたそうです。
ひらがな・カタカナも覚えているのでしょうか……
親御さんは、続けてSOSの意味も教えていたとのこと。
またひとつ知識が増えたのでしょうかね。
さらに、地下鉄が地下に潜ったところ
その子が「よるになっちゃった」と言うので、
そこに居合わせたうちの教師が
「夜じゃないんだよ。地面の下にいるんだよ」と話したら、
その子がなんて答えたと思います?
「とんねるなの?」と訊いたんだそうです。

「地下を通る=トンネル」という認識が既にあるんですね!
恐るべし、です。
話の様子から推すに、親御さんがこまめに
知識を与え続けているようですね。
子供の生まれ持った性格もあるのでしょうが……
「魔の2歳児」なのに、羨ましいお話です。

それにひき比べて、わがパソコン。
「おそるべし」を「おソルベし」と変換したんですが……
ソルベなんて知らなくていいから日本語を解してくれ!!

※ソルベ……「シャーベット」のフランス語、ですかね。
posted by FORWARD-ac at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供について