2010年03月10日

単語に込められた文化

生徒が読んでいた英文に「faith」という単語が出てきました。
goo辞書でひくと「信念・信仰・信義・誓約」とあります。

この単語、私にとって、ちょっと思い出深い単語でありまして。
高校1年か中3くらいだったと思うのですが、
テストか何かで見た英文中に、この単語が出て来たのです。
その文は物語で、主人公の女性(たしか子供もいる年齢)が、
親……か、誰かが亡くなった後の、憂鬱な冬の様子を描いています。
最後には、その亡くなった親御さんが植えていたクロッカスが
春になって花を咲かせたのを見て、
どんな冬もいずれ去るのだと実感する、といった流れでした。

その、まだ冬の寒さに凍えて苦しい思いをしているときに
「Sometimes, the faith is difficult.」
という文が登場するのです。
「時に信仰は困難を伴う」とでも訳しましょうか。

ギョッとしました。私は、まあ日本人の過半数がそうであろうように
特別深い信仰というものを持っていませんし、
日常でそういったものに触れるシーンもありません。
育った家庭も、結婚式は教会で、葬式は寺で、
新年の初詣は神社にするような家です。
なので、普通の日常の、溜め息まじりの呟きに、
「faith」などという単語が突然混ざる事に驚いたのです。
キリスト教圏と日本の、文化の違いを垣間見た瞬間でした。
語学学習は、異国の文化を垣間見る事にも繋がり、面白いですね。
posted by FORWARD-ac at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
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