2019年04月28日

サツマイモで世界市場へ!年商9億円ベンチャー

NHKの記事が面白かったので、ご紹介します。

“さつまいも王”に俺はなる!
ビジネス特集|NHK NEWS WEB
2019年4月23日 19時14分

「さつまいも王になるー」冒険マンガの主人公のような夢を真顔で語るのは宮崎県のベンチャー企業の社長です。この企業、アジアへのさつまいも輸出で急成長。家族4人でスタートした会社を5年で年間売り上げ9億円にまで拡大させました。

記事に登場する池田誠さんは、家業を継ぐ形で宮崎のサツマイモ農家を営んでいたものの、海外では国産のサツマイモが高値で取引されると知り、自ら輸出会社を立ち上げ、海外の市場調査から国内とは違う好みにマッチした芋を確保し、また新しい販路を開拓するなどして、上記の通り、年間売り上げ9億円を実現しているといいます。起業家としても大成功ですし、海外で活躍できる日本企業として心強い存在感です。

以前から生徒に「農学部やバイオ系は需要が期待できる、農業や食品関係は今後アツい分野だ」と指摘してきましたが、まさにこの記事がレポートしているような話があるので、優秀で志ある若者が飛び込む価値があると思う次第です。国産農作物の輸出は、こうした個々人の力に支えられて伸びていくのでしょう。自分でビジネスを立ち上げたいと思う若い人たちにも、読んでほしい記事です。
posted by FORWARD-ac at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 市場・経済

2019年04月22日

数字に追われる子供たち

タイトルはミスリーディングかもしれません。大人だって数字には追いかけ回されている。ただ、それはそれ。ここでは子供の話を。
また、今に始まった話ではないと思います。平成が始まったばかりの頃のアニメで、主人公の母親が「テストやゲームの点など、目に見えるものばかりを追いかけるようになってしまう」ことを心配する場面があったのを覚えている。その頃には特殊な主張ではなかったということでしょう。

とはいえ、今は子供達に人気の職業「ユーチューバー」が、閲覧数やフォロワー数が命。普通の子供たちも、LINEの友達の人数や、インスタのフォロワー数を見たりする。ゲームの点数も、その場でスマホを見せ合って比較できる。
今の子供達がどれだけ数字に影響を受けているか、正確なことは(それこそ定量的な調査でもして数字で比較しないと)分かりませんが、教育者としては非常に気になる。目の前の点数しか見えなくなっている子は勉強できるようになりません。点数を取るための勉強は面白くないし、点数が取れればいい勉強は深い理解に到達しない。

もちろん、いつの時代も本質を見抜く力のある人間は、ごく若いうちから何を重視すべきか判断できているでしょう。
だが、こうも数字で人が評価されるツールに(特に勉強以外の、趣味や気分転換に類する部分まで、一部のゲームに夢中な子どもばかりでなく、スマホを持っている多くの子供達が)どっぷり浸かっている状況では、少なくとも「普通」な子供達が数字の呪縛からなかなか逃れられない状況は続くのだろうなぁと、最近思ったのでした。

技術、社会の変化で、進歩する部分もあれば、いつまでたっても変わらない部分もある。
ぶれずに高い目標を掲げ続けたいと考えています。
posted by FORWARD-ac at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供について

2019年04月20日

勉強法を文字で語る限界

ずっとブログを放置していましたが、振り返ってみると書きかけで放置しているテーマがいくつもありますね……目につくところでは、菅原道真の父祖や子孫の話。この記事は菅原文時(菅三位)という人物に興味を持ったのが切っ掛けで書き始めたのでした。
菅原家という一貴族の興亡を紐解くと、平安時代の日本が中国文化の影響を受容し、しかしやがてそこから離れていく過程を眺めることができる。これは非常に興味深いテーマでしたが、うーん、私の中で解決してしまった感があり、続きを書くモチベーションが今は乏しいのを感じています。もしかしたら、また書くかもしれません。

それから勉強法。最終的には塾を必要としない勉強法をまとめてみたいと考えていたのですが、よく言われることではありますが、「勉強法」をいくら読んでも聞いても、それで実際に正しい関心を胸に勉強量を稼がなければ、実際に知力は育たない。そして、何を胸に抱くかということ、これが文字では伝えにくい。つまり文章で勉強について語ること自体の虚しさを感じるようになりました。

よく志の無い子供たちは「普通がいい」「普通に生きていければいい」などと言いますが、その「普通」が、子供達がこれまで生きて、漠然とイメージしてきたような「普通」でなくなっている。日本でも他の先進国でも「中流」が崩壊し、その変化は、私の判断ではそうすぐには回復しない。そう考えると、もはや「普通で良い」という考え自体が危険であると私は感じています。
だからと言って、まだ信念というものを持ったことのない子供に「勉強法:まず志を高く持とう」と言っても響かない。荷の重いことですが、それは姿勢で示さなければならない。

ここ数年、小さな塾を守って、少ない生徒を教えて、それで半分満足してしまっていたようなところがありますが、一周回って、それではやはり不足であると考えを改めました。
世界を、破滅的な見通しから救うために、できることを模索しなければ。
posted by FORWARD-ac at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき

2019年04月15日

ご無沙汰しております

一年以上、投稿の間を空けてしまいました……

随分、書きかけで放置してしまっている記事も多い。反省です。

実は、もう直ぐ塾を始めて10年が経とうとしています。まだ大学を出て、大して経っていない気もするのですが、卒業生の顔ぶれを考えると、やっぱり時間は経っている。
このところで私の考え方なども、少し変わってきました。自信がついたということもある。余裕が生まれた部分もある。

もう少しアクティブに活動してやろう、という気持ちもあります。

このブログも、もっと気軽に更新するか、あるいは今時、下手に長々と書くより、喋ってしまったほうが早いという気もしています。いろいろと模索しています。

このブログも、実はお読みくださっている父兄の方、また生徒もいるらしいので、何らかの活かし方を考えます。


今日のところは、とりあえずのご挨拶でした。
では、また。
posted by FORWARD-ac at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ごあいさつ・漫談

ご家庭より頂いた授業の感想を掲載します。

 FORWARDで開講している教養ゼミナールについて、受講生父兄より嬉しいメールを頂きましたので、内容を若干書き換えて掲載します。本講座は当塾の独自性が最もよく現れた講座であると自負しています。受講生は随時募集中ですから、興味のある方は、ぜひご連絡ください。


 息子はなんだかんだと中学2年の終わりごろから参加させていただいていますが、あの授業を毎回とても楽しみにしています。それこそ入院中だろうが、旅行中だろうが、塾に行かない時はスカイプを繋いでも参加していましたから。
 明らかに同年代の友人より社会的な関心は広がりを持つようになりました。理数科目が好きで、歴史社会は全く関心の無い子でしたが、現代の世界情勢、地球規模の問題などを自ら語れるようになってきています。物事の見方も、親の意見に対し、別の視点から指摘するなど、松尾先生の影響の大きさを常々感じています。
 記述力のテクニックは、ラスト1年でも学ぶことはできるかもしれませんが、物事を多面的に論じるには長い時間をかけて蓄えた知識や教養をベースにしなくてはなりません。すぐには成績に結びつきにくく、効果を測れないものではありますが、本や新聞を読んだり、ニュースを眺めているだけでは深く理解し得ない問題を掘り下げ、考えさせていただく授業は、息子にとって他では得がたい経験です。特に新聞を読まない彼には。
 授業で扱ったオバマ前大統領の演説や、紹介されたニューズウィークのサイエンス版をネットで読んだり、授業中もiPadで疑問をすぐに調べる習慣がつき、疑問を調べる、興味を惹かれたことを自分でググって深めていくようになりました。
 毎回の授業での話題が点として少しずつ増え、それらが網の目のように知識として広がっているように感じています。教養ってこういうものだろうなと思います。
 対話しながら疑問を投げかけ、調べて納得する、まさにアクティブラーニングであると思います。
posted by FORWARD-ac at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 宣伝・告知